始めの言葉私の歩いて来た道は一口で言うなれば、きっと波乱万丈な人生。自分らしく生きる、自分のやりたい事を貫いてきた人生は人並み以上の 大苦難を幾つも乗り越えたけど、今、振り返ると楽しんで生きてきた人 生だったと思えるから不思議。嫌なことはもう全て時効だもの。 〈己に向き合いやりたい事を実現していく〉そのアイデンティティを 満たすため引き取った二人の一人親の気持ちは子どもたちには理解して 貰えないだろう。 経済的自立、自分だけの力で困難を打破するには昼夜預け、仕事をする 他なかったことは決して愛情不足ではないのに、こじれた親子関係があ るとすれば実に悲しいこと。そして、唯一後悔していること。 通りかかった車の中から「あそこ覚えている?」 取り壊された浜見平団地に今も残る時計台. 5年位前の息子の言葉。 保育園休園事、子どもを預ける実家、たまたま誰にも預ける事の出来 なかった日曜日。 午前中遊んでお昼を食べたあと年子の子ども二人に言いき かせた。 「この時計が5時になったら迎えにくるからね」。 ところが5時までには渋滞で帰れなかった。6時近く、約束の場所には 探してもいない! 何と二人は交番に預けられていた! あの時、きっと二人は深く傷ついたのだろう。 私は2人を抱きしめて謝ったけど取り返しのつかない出来事だったのだ。 でも、わかって欲しい。あの時代は女性には不遇な時代。だから女性が 女性を助ける妻能登録「エレガンスネットワーク」を創ったのだから。 2020年6月16日で立ち上げたエレガンスは42年目になりました。 私は令和2年現在73歳、まだまだ元気でがんばります。 星野 朱妃子 |